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    Genius Party Beyond

    イベント番号: 200099

    カテゴリ: 映画

    • 実施主体名:
      主催:在香港日本国総領事館、国際交流基金  共催:MCLシネマズ
    • 日付:13-11-2022
    • 時間:17:35
    • 場所: 九龍 (九龍湾偉業街33号徳福花園(MTR九龍湾駅A出口) MCL テルフォードシネマ)
    Genius Party Beyond
    2008 | 82’ | 日本語音声、英語字幕 | 監督: 前田真宏、中澤一登、大平晋也、田中達之、森本晃司 | ブルーレイ


    創造力は超越する。-脳内麻薬(エンドルフィン)・体感アニメーション-

    『鉄コン筋クリート』『マインド・ゲーム』『THE ANIMATRIX』など、斬新な話題作を次々と放ってきたビジュアルクリエイティヴ集団・STUDIO4℃。 彼らが“映像よ街に出よう”をテーマに挑んだ意欲的プロジェクトが、この『Genius Party』である。 「制約=ゼロ」というコンセプトのもと、才能溢れる多彩な監督たちが短編アニメーションを競作。 2007年に公開された第1弾では、7人の作家陣が無限のクリエイティヴィティを軽やかに披露した。
    そして2008年、待望の第2弾がそのヴェールを脱いだ。題して『Genius Party Beyond』。 前作で示された広大なアニメーションの表現領域から、さらに彼方(Beyond)へと突き抜ける鮮烈な傑作群がここに集結した。 それらはまさに、アニメーションの歴史に新たなマイルストーンを打ち立てる珠玉のフィルムたち。その衝撃を目撃できる至福に震えてほしい。

    ■GALA
    TVアニメ『巌窟王』で独自の美的感覚あふれるビジュアルを創造した異才・前田真宏。神話や古代文明にも造詣の深い彼が、自由なイマジネーションを駆使して描くオリエンタル・ファンタジー、それが『GALA』だ。神々の暮らす地に突如として現れた巨大な物体。その内に秘められた生命の鼓動に感応した者たちは、目覚めを促すために盛大な宴を催す。祝祭の歓びを高らかに謳う神話的な物語を、前田監督は少年コオニの目を通した冒険ファンタジーとして活写。東洋文化独特のきらびやかな色彩美をちりばめながら、スケール感たっぷりのエンタテインメントに仕立て上げた。

    ■MOONDRIVE
    月面都市に悪名を轟かせる4人の無法者、ジーコ、ユキ、ミッチー、ペケペケ。お宝の噂を聞きつけた彼らは、ある時計屋から1枚の古ぼけた地図を手に入れる。
    しかし、文字が古すぎて読めない!4人は学者の家に押し掛け、地図の解読を依頼。曰く、それは伝説の宝の地図を探すための地図だった。
    何はともあれ島へと渡る飛行船を手に入れるため、ジーコは大金を賭けたビリヤード勝負に挑む。ところが予想だにしない大番狂わせが!?
    斬新なビジュアルセンスと卓抜した画力で、国内外から注目を集める才人・中澤一登。彼が監督、絵コンテ、キャラクターデザイン、作画監督、そして全シーンの原画までを手がけた「MOONDRIVE」は、良い意味でそんな力の入れようを感じさせない軽妙でコミカルな逸品だ。

    ■わんわ
    他の追随を許さない独特の作画スタイルで知られるアニメーター・大平晋也。彼の仕事を見たことのあるアニメファンなら誰もが「この原画マンの作った純度100%の作品が見てみたい!」と思わずにはいられない。その夢が、この『わんわ』で叶えられた。大平監督が自らのイマジネーションを存分に発揮した本作は、幼い男の子が夢の世界で体験する冒険を描いたファンタジー。もちろん、一筋縄ではいかない。子どもの絵をモチーフにしたカラフルな色彩とシンプルなデザインで描かれる「無邪気な悪夢」のビジュアルは、まさに鬼才の仕事。独特の歪みをもった描線、自由自在に変幻するフォルム、その中に鮮烈なリアリティを含んだ動きは、ありきたりなアニメの概念を飛び越えた独創性と驚きに満ちている。

    ■陶人キット
    巨大な工場に飲み込まれたかのような集合住宅。その一室に暮らすひとりの若い女。彼女は奇妙な機械を使って、人形に“陶虫”と呼ばれる謎の生き物を埋め込み、命を与えていた。
    薄暗い部屋に引きこもり、うつろな目で禁じられた遊びに耽り続ける女。そんな日々も長くは続かなかった。
    ある日、通報を受けた管理局の捜査官・島田とグラスヘッドたちが部屋に踏み込んできたのだ。彼女はとっさに人形を引っ掴み、部屋の外へと飛び出すが・・・・・・。
    稀代の天才クリエイター・田中達之が放つ、底知れぬ深みと妖しい魅力を湛えたストレンジワールド。

    ■次元爆弾
    蛹を被った少年シンは、ある時、クウという少女に出会った。他の誰にも似ていない、自由奔放な彼女との日々は、シンの心を変えていった。
    愛おしく、かけがえのない記憶。さまざまな言葉の断片がよみがえる。彼の胸を刺し貫いた言葉も・・・・・・「もう、キライ」。
    あてどなく暴走し、浮遊する魂と体。温かくて冷たい、楽しくて悲しい、天使のようで悪魔のような彼女は、今どこにいるのだろう。少年は蛹の殻を突き破り、前に進むことができるのだろうか。
    STUDIO4℃の創設者の一人であり、数々の先鋭的作品で絶大な支持を得てきた異才・森本晃司。ファン待望の作品『次元爆弾』は、ものものしいタイトルとは裏腹に、監督自らのパーソナルな感情に肉薄した映像詩である。


    *来場者はワクチンパスの条件を満たし、入場する際に、「安心出行 LeaveHomeSafe」で映画館のQRコードをスキャンする必要があります。


    入場料
    スタンダード $85
    MCL MAX会員 $76
    子供・学生・シニア $45

    チケット購入方法
    サイト:www.mclcinema.com
    アプリ:MCL Cinemas - Ticketing

    お問合せ
    在香港日本国総領事館 広報文化部
    電話:2522 1184
    E-mail: infojp@hn.mofa.go.jp

    日本映画選2022―アニメ限定!
    開催期間:2022年11月12日から20日まで
    主催:在香港日本国総領事館、国際交流基金
    共催:MCLシネマズ
    支持:日本秋祭in香港-魅力再発見-

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