2025年日本秋祭in香港 > 検索 > 『青春残酷物語』(「激情の果実-日本ヌーヴェルヴァーグ傑作選」)
    『青春残酷物語』(「激情の果実-日本ヌーヴェルヴァーグ傑作選」)

    イベント番号: 250089

    カテゴリ: 映画

    • 実施主体名:
      主催:在香港日本国総領事館、国際交流基金、映画文化センター(香港)
    • 日付:22-11-2025 / 30-11-2025
    • 時間:19:15 / 19:50
    • 場所: 九龍 (K11 Art House)
    『青春残酷物語』(4Kデジタル修復版)

    1960 | 監督:大島渚| カラー  | 96’ | 日本語音声、英語と中国語字幕付き


    中年の男にホテルに連れ込まれそうになった真琴は、大学生の清に助けられた。その後ふたりはお互いをいたぶるかのように遊び、身体を重ねていく。清は人妻と不倫していたが、真琴のことが忘れられず、やがてふたりは同棲をはじめ、美人局で金を稼ぐようになる。しかし、まもなくして真琴が妊娠していることが発覚。子どもを堕ろせという清に反発し、真琴はアパートを出ていくが……。

    女子高生と大学生、若い2人の無軌道な愛は性急で、瑞々しくも痛々しい。やり場のない怒りが暴発し、お互いを、自身を傷つける。「青春」とはいったい何なのか?大島渚、28歳の衝撃作であり、1960年代映画の傑作!


    開催日時
    (1) 11/22/2025(土) 19:15 *アフタートークあり(広東語)
    (2) 11/30/2025(日) 19:50


    激情の果実-日本ヌーヴェルヴァーグ傑作選
    「日本ヌーヴェルヴァーグ」の出現は、1960年代の日本映画産業の変革を象徴するものであった。大手映画会社の減産、インディーズ映画の台頭、そして芸術的により過激な作品が自主制作・配給によって世に出るようになり、テーマから形式に足るまで日本映画は解放されより豊かで多様な表現が現れた。中平康監督の『狂った果実』(1956年)や増村保造監督の『くちづけ』(1957年)は、すでに変革の兆しを予感させる作品であったが、真に映画界に衝撃を与え、新世代の波を巻き起こしたのは、1960年に公開された『青春残酷物語』である。先行きが不透明で善悪の価値観が混迷する現代において、映画がいかに知性と勇気をもって逆境に立ち向かい混沌の中から新たな地平を切り拓いてきたかを今こそ改めて振り返るべき時なのかもしれない。

    キュレーター 馮慶強

    チケット価格
    スタンダード: HK$95, MCL MAX メンバー: HK$85, 子供 / 学生 / シニア: HK$75

    チケット購入
    https://www.mclcinema.com/Festival.aspx?visLang=2&id=1118

    お問合せ
    在香港日本国総領事館 広報文化部
    電話:2522 1184
    E-mail: infojp@hn.mofa.go.jp